【恋バナ】田舎者の私が初のキラキラ東京デート♪のはずが、『登山』に連れていかれた話

茨城県に住む30代女性です。これは20代の頃に経験した話です。

 

同じ職場の同期の彼と仲良くなり付き合うことになりました。

 

職場恋愛は禁止ではなかったのですが、二人ともまだ入社して間もない頃だったので、先輩方の目も気になり、付き合っていることは内緒にしていました。

 

しかし、地方の田舎ではデートスポットも限られてしまい、どこで誰に会うかわかりません。

 

付き合い初めは職場の人と遭遇しない場所を探しながらデートを繰り返していたのですが、場所選びに限界もきてしまい、思い切って月に2,3回特急に乗って東京でデートすることにしました。

 

お金もかかるので頻回にはいけませんでしたが、私はウキウキしていました。

 

彼は東京育ちなので東京には詳しいだろうし、雑誌に載っているようなお洒落なカフェを紹介してもらったり、お洒落な街で買い物とかできるのかなとネットで色々検索していました。

 

しかし、彼の提案は「高尾山で山登り」でした。

 

私の中で「ないな・・。」という思いがいっぱいでしたが、彼は張り切っていて「高尾山だからそんなに張り切った格好しなくてもいいけど、スニーカーできてね」とニコニコ顔。

 

山登りデートって、、。

 

いや、山好きの男女ならあり得るけど、山に囲まれ茨城のド田舎で育った私からしたら、せっかく東京に行けるのにヒールもスカートも履けず悲しい気分でした。

 

しかし、彼に悪いので不満を口にはせず、当日を迎えることに。

 

当日待ち合わせ場所に来た彼は、ゴリゴリの山登りスタイル。

 

大きなリュックを背負った彼の姿は、私の理想の東京デートと対極の姿でした。

 

「これ、絶対デートと違うな」とがっかりしてしまいました。

 

正直私、山に囲まれて育ちましたが、山登りは全然好きではありません。

 

なので知識もなく服装もあまり考えず、取り合えずスニーカーは履いたものの、バックは片手で持つタイプのものでした。

 

彼も「両手がすぐ出せる方がいいんだけど大丈夫かな」と心配してくれましたが、

 

「両手がすぐだせるとか知らねーよ!」と頭の中で思ってしまいました。

 

すれ違う登山客のおじさんにも「その格好大丈夫?」と言われてしまい、恥ずかしい思いをしました。

 

ほんと「無知な登山者がすみません・・」です。

 

やっとの思いで頂上まで付き、彼は嬉しそうに小さく見える都会の眺めを楽しんでいましたが、私は「これ帰り道もあるんだよね・・」とトホホ気分。

 

都会のビルを間近で楽しんだこともないのに遠目で観ている自分がおかしな気分でした。

 

東京はお洒落なところとイメージする私が田舎者なのか、彼も山が好きなら茨城の山で我慢しろ!と言いたくもなりました。

 

都会が地元の人って田舎者の私と合わないのかなと思ってしまった出来事でした。

 

Related post