【恋バナ】幼馴染の男子に告白!一世一大の告白の瞬間に起こった奇跡。

私が高校に入って間もないころの話です。
私は、幼馴染みの男の子に告白をしようと考えていました。
本当は、気持ちを伝える気はなかったのですが、噂で、違うクラスの女の子が告白したと聞いて、急に負けたくないと思ったんです。
失いかけて初めて気付く。そんな感じでしょうか。
でも、告白なんて初めての事で、緊張感が毎日のように襲ってきました。
「好きです」
と言うだけなのに、なぜこんなにも緊張するのかと、自分でも不思議に思いましたが、鼓動の音が耳元で鳴っているように聞こえて、なんて言おうか、何度も迷いました。
好きなアニメの事を話したり、ふざけ合う事はあっても、真面目な顔をして告白なんて、想像しただけでも耐えられそうもありませんでした。
ですが、いつまでもこのままなら取られてしまうと思い、
絶対に今日彼に告白する!
そう誓いました。
放課後の帰り道、彼とは2人きりでした。
経験したことがないくらい早い心臓の鼓動、緊張で乾いた喉、震える指、動かない唇、
告白しなきゃ!ということ以外頭の中は真っ白でした。
私は会話が途切れた瞬間に、
『話があるの。』
と言って、彼に思いを伝えます
『わたし、す』
プップーーーーーー!!
彼に好きだと告白をした瞬間、なんと後ろでトラックのクラクションが鳴り響き、私の一世一代の告白はかき消えてしまいました。