【恋バナ】僕の大好きな人が、いつも法典を読んでいる理由。

滋賀県在住の四十代の男です。これは私が大学生時代のお話です。
大学生時代に私は人生で初めてのデートをしました。
携帯のない頃で待ち合わせですったもんだした後に合流できました。
二人で上野に行って適当にお散歩デートという感じでした。
私は読書が趣味で、どんな本を読むかがその人のその人を決めると固く信じていました。
話の流れの中で、私は彼女に普段はどんな本を読んでいるの?と尋ねました。
彼女は教科書、と答えました。
彼女は法学部の教科書を読む人だったのです。
学問への敬意があって、なんて勉強熱心な人だ!本当に素敵な女性だ!と私は感動しました。
しかし、実際は違いました。
よくよく聞いてみると、彼女が法学部の教科書を読むのは、単位に直結するからだったのです。
学問の敬意も法律への愛着も全くないと言うのです!!
読んでいる本がその人を決める
そう強く信じていた私はこの事実に耐えられませんでした。
彼女は例えると地味なのにチャラい人。羊の毛皮を被った獅子。ロールキャベツ女子。だったわけです。
労働の内容には興味ないのに難しくてステイタスがあるからと言う理由で国家1種の勉強をするつもりだと語ったり、狭量だったわたしは聞いていてめちゃくちゃ苦しかったです。
今思えば偏見に満ちていますが、『この人とは合わないな』とバッサリ連絡を断ちました。