【恋バナ】バングラデシュ人からの情熱的すぎた告白の話

30代の女性です。10年以上前にとても情熱的な告白をされた話をしたいと思います。
私は高校を卒業してから自分を変えたい、そして英語を学びたいと思い海外へ留学をしました。
私の行った所は留学生の多い地域だったので生徒用に部屋を貸してる家が多く最初は知らない人達と住む事に非常に抵抗があったもののある程度慣れてくると大丈夫になってくるものでした。
引っ越した時に、私は二階の部屋を借りる事になったのですが一階にバングラデシュ人の男の子が住んでいました。
彼は私よりも少し年上だった記憶があります。
彼は何かあるとたまに声を掛けてきました。
当時、英語のあまり得意でなかった私はそんなに彼と会話が出来る訳でもなく一言喋っておしまい、と言った形でした。
そんな私に現地の彼氏が出来ました。
彼氏は近所に住んでいたので家の前で夜な夜な喋ったり家に来たりと言う事が何度かありました。
そんな私を、一階に住んでいるバングラデシュに人の彼は見ていました。
ある日、私は一人で夕飯を作ろうと思い台所へ行くと其処には彼が居ました。
普通に挨拶をし、帰ろうとすると「夕飯を作るの?良かったら俺作るから食べない?現地の料理を御馳走するよ」と言われ彼の部屋に行きました。
最初は取り留めも無い会話をしていたのですが其処で私の彼氏の話題が上がりました。
「最近話してるのを見かけるけどあれは彼氏?」と…。当然私はそうだ、と答えました。
其処からどのような流れだったかは記憶には分かりませんが、
突然彼に告白をされました。
「実は、君が初めて引っ越してきた時お母さんと一緒だっただろう?あの時は何も言えなかったけど君に一目惚れしたんだ」
突然すぎる出来事に私の頭は「?」でいっぱいになりました。
「僕は卒業したらカナダへ行くんだ。一緒に来てくれるかい?」
私はとりあえず彼が私を諦めるように自分の短所を沢山あげることにしました。
「私はすぐ泣くから!」
「そしたら君の涙を拭うよ」
「私はわがままだから!」
「女子なんてそんなものだろう」
「私お金持ちじゃないし」
「俺が全部出すよ」
「私可愛くないし」
「君は可愛いよ」
何を言っても食って掛かってくる彼に私もタジタジにされ、そしてこんなに情熱的な告白を受けたのも人生初めてだったので当時の私には余りに衝撃でした。
勿論、私には彼氏が居たのでちゃんと断ったのと私は事情でその家を引っ越してしまったのでその後彼がどうなったかは分かりません。
彼は恐らくカナダへ行ったでしょう。
今どうしてるか、名前も覚えてません。
ただ、何となく思います。
もしあの時私がOKを出してたら何か変わってたかな? どんな風になってたのかな?…と。
どちらにせよ、彼が今も元気に過ごしている事を祈ります。